弁護士コラム:名古屋の相続・遺産分割で揉める不動産
名古屋の相続・遺産分割の服部弁護士です。
さて、みなさんは平成23年の相続財産の割合の51パーセントが不動産ということを知っていましたか。
実は、相続・遺産分割について、この不動産が問題をこじらせてしまうことがあるんです。
簡単なのは分けにくいということです。以前お手伝いをさせていただいた案件でも不動産をどのように分けるかが最大の争点でした。
次に、代償金と納税資金の問題です。不動産を遺産分割で取得するとき、お金で不平等部分を調整する納税資金の問題、次に納税資金の問題ということになってきます。
私の依頼者でも相続財産の多くが不動産で、金融資産が1割程度しかないという方がいらっしゃいました。5億円といった高額な資産をお持ちでその土地の大半が実は不動産という場合は納税資金がかなり厳しくなります。そこで、遺産分割の代償金と納税資金のダブルパンチに悩まされるということが出てきます。